1141人が本棚に入れています
本棚に追加
「来てくださって嬉しいわ!」
セレステが駆け寄ろうとして、レジェスが手で制した。
「オルテンシア王。急な訪れとなってしまい、申し訳ない」
レジェスは十九歳になり、ますます大人の男性らしくなった。
それだけでなく、自信に満ち溢れ、凛々しさを増していた。
セレステの婚約相手として、もっとも有力視されている。
――小説『二番目の姫』では、セレステとレジェスは婚約していた。
だから、二人はきっと婚約する。
レジェスが婚約者として決まれば、小説『二番目の姫』のストーリーどおりになる――
最初のコメントを投稿しよう!