第四話 幸せな時間を返して

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 そのついでにネットニュースを見ていた。あと自分の預金口座を見て私のお給料入っているか確認してから夫婦共同の口座もついでに確認した。  ?  数字四桁? 500万くらいあったはずなのに。謙太、おろしたのかしら。履歴を見ると少しずつ下ろされていた。どういうこと? 先日契約したばかりのウォーターサーバー代を払うって言ってたけどそれ以上の額が下ろされていた。  謙太にメールをしても返ってこないし。ちょっと……どういうことよ。  モヤモヤしたままようやく会社についたときに見知らぬ番号から電話が来たのだ。   「白沢謙太さんのご家族の方でしょうか」 「はい」  誰?  「〇〇署の神谷川と申しますが、奥さん?」  声が籠っててうまく聞こえないが署、なんとか署? 警察?! 謙太になにかあったの? 「はい」 「ご主人がですね、さきほど電車に轢かれましてね」
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