第五話 状況把握
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第五話 状況把握
次に目を開けた瞬間、私は横になっているのが分かった。 そして今いる場所は私達の家だ。そしてリビングのソファー。きっと大城さんによるAEDの処置が上手くいってそっから家に戻ったのであろう。全く記憶にはないけどね。 私はゆっくり起きた。頭は痛くない、胸は苦しくない。息もできる。 そこに人の気配を感じた。 「梨花ちゃん、おはよう」 すぐ目の前に謙太がいたのだ。
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