第五話 状況把握

1/3
前へ
/78ページ
次へ

第五話 状況把握

 次に目を開けた瞬間、私は横になっているのが分かった。  そして今いる場所は私達の家だ。そしてリビングのソファー。きっと大城さんによるAEDの処置が上手くいってそっから家に戻ったのであろう。全く記憶にはないけどね。  私はゆっくり起きた。頭は痛くない、胸は苦しくない。息もできる。  そこに人の気配を感じた。 「梨花ちゃん、おはよう」  すぐ目の前に謙太がいたのだ。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

289人が本棚に入れています
本棚に追加