して、まだ目は醒めた

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して、まだ目は醒めた

未解釈の夢が残ったまま、毎晩降り積もる悪夢。 印象に残っているものもいくつかある。 しかし、僕は気付いてしまった。 喋ってるうち喉が詰まる様な、息が出来ない様な、それでも伝えなきゃいけないのにどうしても声にならない。 そんな感覚。 夢なんだろうか? 思い返せば、僕の人生にぴったり寄り添って、片時も離れない。 偏頭痛は確かにあった。 耳鳴りも、確かにあった。 けれど、この感覚だけは、夢か現かわからないのである。 もしかしたら、食道あたりの疾患による夢なのかもしれない。 いや、子供の頃から、ずっとだ。 毎晩決まって見る夢か? それを引き摺って生きる毎日。 それこそが、僕の悪夢。 死ぬまで続くだろう。 確かに僕は悪夢を見ている。 それは夢ではなく、現実だった。 そう気付いたら、もうこの夢日記に用はない。 そっと閉じて、二度と開く事はないだろう。 さあ、続行。
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