「お別れ」の解釈

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「お別れ」の解釈

まず、来客3名はすべて知らない人だったので、自己の投影だと思います。  最初の来客は理知的でもの静か、2番目の来客は人懐こい甘え上手、最後の来客ははっきりと変態か気違い。 どれも、他人から見た客観的な僕だと思います。 その3人にYさん(friendship of the futureという作品に登場する、現況の僕の店の最上客のイシューです)の事を話すのは、一生懸命自分に自信を持たせようとする気持ちの現れかと。 元妻への態度や顛末はそのままで、彼女が自己愛から踏み出さない事への苛立ち、具体的には僕が途方に暮れた時、手伝う意思を見せたら違ったのにな、という残念さと、イコールではあるけれど、自分と秤にかけた時、1秒たりとも僕に傾けなかった、傾けられなかった後悔の現れかなと思います。 最後も溌剌とした気持ちで、悪夢では無いと最初思いました。 あの不快なBGMもなかったし。 けれども、次の眠りで僕がかなり無理して彼女のもとへ行ったら受け入れられたという、もう実現しないだろうし、実際してもただただ哀しいだけの、悪夢を見た。
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