電車

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電車

前回の解釈がまだだが印象的な夢を見たので。 悪夢かどうかはわからない。 けれど、ぐちゃぐちゃに混乱した中、断片的にはっきりとしたイメージが残っている。 元妻が待つ寂れた夜の駅。 僕はたぶん自分の車から電車に乗り換える為にいくつかの障害を抱え、なかなかたどり着けない。 下手したら踏切のない線路を横断して行けばいい。 そんな風に思ってると、電車が来た。 元妻から「電車来るよ!」と言われ急ぐも、雰囲気から「ほんとにくるのかな?」と思う。 ここで元妻は姿を消し、来た電車に乗り込む。 2両編成の先頭車両、そのいちばん前にはストーブの様なものがあり、そのまわりに何人か。 目につくのは青いニットワンピースを着た女性。 後ろ向きにストーブみたいなのの前に立つ。 なんでも新型車両。 走り出すとストーブの様なものが発熱し、あの女性も尻が熱い感じで離れる。 みんなストーブの様なものから離れ、僕は運転席の後ろへ。 運転士に動力源を見せてもらうと、それは嫌気ナントカ方式と言って、真空状態で動作中の上の動力源を下のもうひとつの停止した動力源に近づけるとそれも作動する、みたいな説明を受け、ああ、テレビかなんかで見た新技術だ、と思う。 場面が代わり、従来の電車が走るのを眺める僕と元妻。 「ほら、あんなにうるさいんだよ」と、僕。 新型車両が通ると「ほんとだ、静かだね」と元妻。 僕はその静音性を何か別の乗り物に例え、元妻もなるほど、と言うが、何に例えたかは忘れてしまった。 再び場面が変わり、僕は誰かとさっきの運転士と風呂に入っていた。 男3人、さっきの動力源の話になりかけた時、運転士が何かを忘れたと言って取りに裸で出ていく。 そんな良い男ではないけど、彼の身体に好印象を持った。 また場面が変わり、テレビ番組の特集の為あの時ストーブみたいなのの周りに居た人たちがそれを模したセットで様子を再現、インタビューなどを受けている。 更に場面が変わり、そのオンエアを観ている僕。 何故かピーズが「やっとハッピー」の自己パロディみたいなのを「これはオマケね」と演奏していて、「こういうサービス精神は良くないな」と思ってると、被さる様に新曲が番組のエンディング的に流れ、その素晴らしさに驚く。 ぼーくらーをはーこんで 続くよ 続くよ そんな歌詞で、キャッチーでアッパーな中に、「続くよ」に呼応して「赤羽ドリーミング」のベースラインが引用されていて、例えるなら「真空管」の様な一聴スッと通りながらも一般受けもしそうな素晴らしい出来に感銘しながら、そのメロディやプロダクションをはっきり覚えたまま目覚めた。
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