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夢分析
前提として、僕の夢の解釈は10代の頃読んだフロイトの精神分析論中の夢分析がベースとなっている。
即ち、夢とは睡眠の継続を阻害する程の肉体的・もしくは精神的欲求、そしてそれを抑圧して睡眠を続行する為に代理行動として発散し、抑圧を成す為に見るものであり、夢は何ら神秘的なものではなく、ごく原初的に人間に備わった機能である、というスタンスだ。
もっとも現代人にとって、原初的なもの程神秘的なものかもしれないが。
だから、代理行動による抑圧が完遂されなかった時に、はた、と目が醒める。
そうした夢を、僕らは覚えている。
夢が機能を果たし、睡眠が続行された時、僕らはその夢を忘れているだろう。
肉体的刺激、たとえば、尿意によって小便をしている夢、またはユーレイに乗られている夢で目覚めると猫が乗っていたり、精神的な躁鬱、たとえば楽しみなイベントの前夜であるとか、逆に不安であるとか、また、肉体的、精神的いずれかの要因から複合的に絡み合う夢と、大きく3種類あると思われ、単純な要因ほどそのままに、本人が認めたがらない深層心理に起因する様な場合は、複雑に歪曲された代理行動を、脳は夢の中で体験する。
少し横道に逸れるが、これは肉体の休息が脳と直結しない事を意味し、だから、起きてる間になるべくぼーっとする事は、健全に長生きする為に大切だと思う。
以上を踏まえ、僕が見た悪夢のいくつかを紐解いて、なんとか、今日を、明日を生きていきたいと思う。
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