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電話
どこか、マンションのような部屋。
僕は誰かと居て(たぶん男性)彼から「あの人が用があるんだって」と訪ねて来た一人の女性に引き合わされる。
暗い感じの、色が浅黒い長身の女性。
「来たな」と思う。
僕は彼女の事情を知っている様だった。
たぶん、彼女の連れ合いから逃げたい、匿って欲しい、みたいな事情だったと思う。
惣菜屋の様な店で、安いものを選んで買う。
部屋に戻り、スマホを見ると自分の書いた事への中傷コメントを見つける。
「今日はまた3つやらかしちゃってます」
に始まり、最後はいわゆるアスキーアート的な書き方で、ネットマナーも知らないなら書き込むな、なんで書き込む前に代表的な掲示板サイトのいくつか(具体的な固有名詞)で勉強しないのか?の旨。
反論してやろうと考えていると、鳴る電話。
ハンズフリーで「お前、死んだほうが良いよ」など、より直接的な中傷が部屋に鳴り響く。
この日は二本立て。
何か観光旅行の様なシチュエーション。
食事を取りに並ぶも夥しい行列。
すべて女性。
僕は食べたいものが取れずに仕方なく最後の赤飯を少し手にする。
バスの中に切り替わり、隣にはバイト先の先輩。
先輩の電話がなり、バスの外で何やら通話しているのを車内から眺める僕。
一貫して、漠然とした不安を感じていた。
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