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新たな食肉仲間
「ウン?フ〜?!ウン!!ウン!!」
あたし、柊ウテナは、パニックになった。
だって、目を覚ますと、裸姿にされて、しかも、大の字で、拘束されているんだ!!
絶対、パニックになるっしょ?
しかも、りょうすけさんが、エプロンを身に着け、気を失っているらしいカエデちゃんを足蹴りしていた。
「………おはよう。ウテナちゃん。これから、君は、私に殺され、食肉になります。おめでとうございます。わあ~、パチパチ!!」
えっと、なに言ってんの?
殺す?食肉になります?
ますます分かんない。
「もしかして理解出来てない?もう一度言いますね。君を食べるんだよ?それにしてもいい身体してるね」
あたしのオッパイを片手で掴む。
「ウン?!フ〜!!フ〜フ〜ン!!ウゥゥ!!」
何この人?食べる?あたしを?頭イカレてんの?どうせ、ハッタリだ!
カエデちゃん!目を覚まして!!冗談でしょう?
「………嘘だろうと思っているね。待ってて」
大きな冷蔵庫から、なにか取り出す。
凄い臭い。死んだ魚のような匂いだ。
そして、驚いた。
それは、サランラップされた、両目をくり抜かれた、人間、女性の頭だったの!
えっ、マジで?!
そして、小学校時代に使っていた彫刻刀を握り、あたしの、右腕にぶっ刺してきたんだ!!
痛い!!!!痛い!!!!!痛い!!!!!!
「ウゥゥ!!!!ウ〜ン!!!!!」
ひどい痛みで、涙が出た。
りょうすけさんは、あたしの顔、リアクションを楽しんでいる。
この男、マジで、あたしを殺そうとしている!!!!
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい。
「……痛いかい?それにしても、君、ウテナちゃんの身体、美味そうだね。今から、殺すかな?いや、待てよ?絶食させてから殺そうかな?君はどうされたい?」
血が、こぼれる。
ひどい火傷みたいな痛みだ。
そして、傷口に、りょうすけさんは、口をつけて、流れる血を啜っている。
ビリビリ痛い!!
「……ウテナちゃんの血も美味しいね。よし!決めたよ!君は、今日から、血液ジュースになってもらうかな?何時でも、血が飲めるように飼育するからね?宜しくお願いします」
えっ?どゆこと?意味不明っしょ?
「また、理解出来てないらしいね。要するに」
りょうすけさんは、間を空けて続けて言う。
「私が満足するまで、痛めつけてあげる。そして、体中の血液を啜って、食べるんだ」
本当に意味不明っしょ!?
カエデちゃん!!助けて!!!!
「………カエデちゃんも、40日後に食べるんだよ。まぁ、君は、私の機嫌と食べられる日にちを決めて、殺すよ?まぁ、痛めつけすぎて、冷蔵庫の中の女の子達、死んで食べてるけどね」
三日月のような表情を見せてきた。
やべぇ。マジもんの目だ。りょうすけさん、いや、この男は、あたしを、食べようとしている!!
怖いよ!!!!誰か!!!!助けて!!!!
「フ〜!!フ〜!!ウゥゥ!!」
「助けてほしいかい?なら、ゲームをしよう」
えっ?マジ?!助けてくれんの?!
やる!やるよ!!
「あぁ、口枷邪魔だね。助かりたいなら、ルールに従いなさい。もし、破ったら」
そして、彫刻刀で、サランラップされた女の子の頭、本当、額に深くぶっ刺して見せてきた。
「………その場で殺すぞ?分かったか?あぁ?!」
あたしは、頷く。
まだ、死にたくないの!
まだ、遊びたい!
まだ、好きな人に出会えてない!
そして、殺人鬼のゲームに従う。
それが、あたしの精神をおかしくなることになるとは思わなかった。
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