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本棚に追加「…大丈夫です」
まだ喉に違和感はあるものの、ようやく落ち着いて顔をあげる。
瞬間、彼女の髪が額に触れ、
思いの外、ふたりの距離が近いことに気づいて頬が熱くなった。
彼女もまたその間合いに気付いたのか、リンゴのような顔で
「よかった…」
と呟きながら恥ずかしそうに身を引こうとした。
「……」
ピクリと頬をひきつらせた眼鏡が、彼女に手を伸ばす。
「お嬢さん。近づきすぎですよ。どうかこちらへ」
いろはさんを引き戻そうとヤツが彼女の腕をつかむ。それより一瞬早く、
「きゃっ!?」
僕は彼女の細い肩を自分の方へと引き寄せた。

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