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魔界の喫茶店でセオと会って、映子のことを話した。
彗星も動揺している。
「あの、もう対立するのはやめませんか?
映子さんが、もう二度と人を殺さない。
それでいいんじゃないですか」
「あいつが幸せになって、はいおしまい?
どれだけ壮絶に犠牲が出たと思ってるんだ!」
セオが怒鳴った。
「日並、おまえは殺すと誓ったんじゃないのか?
そもそも、おまえの意識に振り回されてるんだよ、
映子を殺せるのに、なぜ殺さない?惚れたのか?」
セオの言葉に、僕は返事がしにくかった。
「好きという気持ちが、どこかでいつも邪魔している」
ようやく気持ちをまとめることができた。
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