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「と、とにかく、もう別世界までは追いかけていけないんでしょ?
どうにもならないじゃないですか」
彗星はとにかく平穏におさめたいらしい。
「結局は、神様の勝ちってことか、本当は俺の手柄だったのに」
セオは魔界の事件を解決させた身に、なりたかったらしい。
そこでスマホが鳴った。
映子からだった。
別世界でもつながるのだ。
『王様に妻になれって言われた』
え?
『また玉の輿がきちゃった。
どうしよう?』
『好きにしていいんだよ』
僕は返信した。
『みんなが、妻になれって』
別世界に行っても、映子の美は不変だった。
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