捕らわれの女

33/81
前へ
/273ページ
次へ
「私は、人を狂わす力も持って生まれたのかもしれない」 「そうかもしれないね」 「これからも殺していくのね」 「そうかもしれないね」 「日並くん、私、また幽閉されることにする。 もう人を殺したくない。そして28歳でテウスの嫁になる」 「映子、それはやめたほうがいい」 「どうして?」 「どうしても」 「どうしても、そうする」 僕は映子を起き上がらせた。 そして魔界へ移動させた。
/273ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加