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「俺は、この件からは完全に降ります。
もう、これ以上の変貌はないでしょうし、実生活に完全に戻ります」
彗星が言った。
「ともあれ俺の手柄だ、映子を幽閉したおかげだからな」
セオが言った。
「ここから先は、わからない」
僕は言った。
ともあれ映子は生きたまま死んだも同然だ。
辰巳、風子、ヨト、マウ、これらの死も報われたと言えるだろう。
「この喫茶店だけは残しておいてほしい」
それだけ言って、僕は去った。
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