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僕は自室から別世界へと移動した。
怒号が飛び交う戦場の世界へと。
剣を持ち、銃を持ち、槍を持ち、拳をあげて、誰もが争っている。
この世界の神の趣味なのだ。
人間を血気盛んにして戦わせ、死ぬと蘇生させて、また戦わせる。
「ターロ、僕の世界に加担してみないか?」
この世界の神であるターロは、巨漢で口ヒゲをたくわえた男だ。
頭から足先で鉄の鎧を身に付けている。
「なんだあ?面白そうだなあ、乗ってやろう!」
「なら、闘争の力をくれ」
タウスが白い歯を見せて豪快に笑った。
笑いながら金色の光の玉を出した。
僕はそれを受け取った。
「ありがとう」
僕は金の玉を握りしめ、ふすまを開けた。
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