4人が本棚に入れています
本棚に追加
人間界が映子で崩壊するということは無かった。
ただ、住んでいたマンションからは引っ越していた。
『新しくやり直す』
街をふらついていると、映子からラインがきた。
『居場所をおしえて』
『おしえない』
僕はため息と一緒にスマホを閉じた。
「浮遊霊に協力させしょうか?」
振り向くと彗星舞人がいた。
とりあえずと飲み屋に入ってみる。
「すみません、そこの席に座りたいので、どいてくれませんか?」
居酒屋のカウンターの椅子で泥酔している霊に、彗星が話しかける。
「あぁ、もう帰らなきゃ」
と、言って霊が消えた。
そこへ彗星が座り、僕が隣りに座った。
最初のコメントを投稿しよう!