2人が本棚に入れています
本棚に追加
『死ねると思うなよ』
気づくと真っ白な地面に倒れていた。
ゆっくりと身体を起こして立ち上がる。
「ゼーノ様......」
白髪に赤い目。
その目の色が切なげだった。
「混沌を望んでいたが、ここまでだとは」
「あなたでも予想外でしたか」
「刀麻、消えるにはまだ早い」
「いつになれば楽になれますか?」
「永遠になれない、死は戻らないからな」
「どうしろと?」
「自分で考えろ」
次の瞬間、自宅へと戻されていた。
最初のコメントを投稿しよう!