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自室のパソコンで年代を調べた。
確かに過去だったし、持っていた携帯もスマホじゃなかった。
本当に過去に行って、本当に映子を殺したのだ。
僕は畳の上に寝転んだ。
これでいい、これでいいんだ。
少女殺害は犯人が見つからないままで終わるだろう。
これからの世界を生きていこう。
だけど、もう絶対に、誰も愛さない。
映子。
僕は永遠に君を愛してあげる。
だから、どうか寂しがらずに眠ってくれ。
君を愛した時間、間違えてしまった時間を、僕は背負っていく。
背負ったままで生きていく。
君の気高さに魅かれた自分のままで生きていくから。
映子、どうか許してくれ。
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