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僕は崩壊している魔界を復興させた。
そして規律を作った。
『人間界にき関与してはならない。
人間界に住む者たちも魔界に帰還せよ』
人間界に家庭を持つ者たちは不満をもらしたが、神としての規律は
絶対的だった。
家庭を手放して戻った中にはマウもいた。
ヨトは喫茶店の経営を始めた。
僕は蘇った者たちの姿に涙した。
そしてテウスが、最も不満がっていた。
人間の女性をコレクションできなくなるからだ。
もちろん、そこを阻止する為でもあった。
「なぜ、俺が狙っていた女の子を殺した?」
テウスに聞かれた。
「魔界を滅ぼす運命にある子だったから」
そのままのことを答えた。
人間界も少しずつ争いや貧困や差別のない世界へと変えた。
もちろんできることは限られていた。
それでも時間をかけてやっていった。
そうして人の世をうろついて過ごした。
ここには映子に殺されずに済んだ人々が存在している。
辰巳を感知したら、平穏に暮らしていた。
年月が過ぎて、彗星舞人が霊媒師になった。
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