繰り返す女

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魔界はこのままでいいだろう。 しかし人間界は大きな戦争が起きてしまう。 僕は、それを止めるよう動いた。 やるべきことは多かった。 人間界では映子よりも危険思想の連中が大勢いるのだ。 その組織やグループを崩壊させていった。 何人かも殺した。 映子よりも僕は殺人鬼だ。 世界の為なら、平然と殺す。 時間を遡ってまでも殺していく。 そして馬鹿だ。 最初から上手くやれていれば、こんなに間違わずに済んだ。 僕自身の人生も損と失敗ばかりだ。 自分で自分が嫌になる。 しかし間違えることが一度もない者などいないのだ。 神である僕でさえ。 誰もが後悔と反省を繰り返し、前に進んでいく。 過去をさかのぼれる僕なんて、まだマシなほうだろう。 やり直そう、何度でも、何度でも。 道はいくらでも開けていくだろう。
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