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やがて子が産まれた。
女の子だった。
僕は死んだ子と麻子を思うと......胸が痛んだ。
女の子は無事に素直な子へと成長していった。
真子(まこ)という名前だった。
このまま平穏が続けばいいのに。
いや、たぶん無理だろう。
いつだって油断して事が壊れる。
僕は別世界の破壊の神、ターロのところへ行った。
「おまえ、また英子をけしかけるつもりじゃないのか?」
「ご名答」
「させない!」
僕はターロと火を操って戦った。
ターロも殺さなければならない。
英子の闘争心の強さにターロは魅かれているのだ。
僕たちは三日三晩、戦った。
そして僕が勝利した。
神のいなくなった世界も崩壊した。
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