映子という女

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「どうしたの?日並くん、おぼえてないの?」 「わからない、おしえてくれ」 映子がベッドへと座った。 「麻子は生き残った魔物たちを殺そうとした。 けれど、彗星天人くんが止めてくれたのよ」 「彗星天人、彗星舞人の息子が......?」 天人は10才になっていた。 そして霊力は更に強まっていた。 「人を殺してはダメだよ」 そして圧倒的な力で麻子の力を封印したのだそうだ。 「やらなきゃ、やられる」 「話し合えばいいんだよ」 「お話し?」 「ごめんなさいって、謝るしかない」 「許してくれなかったら?」 「許してくれるまで」
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