3人が本棚に入れています
本棚に追加
天人と麻子が公園で遊んでいる。
僕と彗星はベンチに座って眺めている。
「そういえばゼーノに幽閉されたときも、天人に救われた。
今回も大きく救われた。本当にありがとう」
「いえいえ、天人は何者なんだろうって、父親の俺でも思います。
これからどうなるのか、想像もつかない」
「しかし誠実な子に育ったことは確かだ」
「そこだけは安心です」
麻子の無邪気な笑顔を外で見れるなんて、喜ばしい現実だった。
しかし、これからどうなるのだろう?
混沌を望むゼーノは引き下がるだろうか?
このまま平和になれる?
僕には、もう、そう思うことはできなかった。
さんざん引っかき回された後だっただから。
最初のコメントを投稿しよう!