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「赤塔映子!」
映子の前に辰巳が立ちはだかった。
映子が振り向くと僕が立っている。
僕たちはブェードウェイの通路を頭に叩き込んでいた。
映子を挟み撃ちにできるよう誘導していたのだ。
「赤塔映子ーっ!!」
ナイフを持った辰巳が映子に向かっていった。
レトロな商品を取り扱う店、マニアックな客たち、大きな人形。
人々が硬直する、店から店員が出てくる。
そのとき。
僕は映子の手を掴んで走り出した。
そのまま連れて階段まで走って、そこから駆け下りた。
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