映子という女

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テウスの屋敷を破壊した、瓦礫の中で血を流しながらテウスが 起き上がった。 「神だからといって、していいことか!」 「映子を、おまえのコレクションにさせない!」 「コレクション?なんのことだ?妻にして不老不死にするだけだ」 「え?」 「俺にはそんな趣味はない、元に戻せ!」 僕は瞬時にして屋敷を元に戻し、テウスの怪我を直した。 「映子は、おまえのものに.....」 「そうだ、両親に挨拶して、人間界で暮らしていく」 「いやだ、そんなのはいやだ、いやだ!」 『おまえは、どの世界を望む?』 ゼーノの声がした。 白い空間に移動させられた。
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