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「なんなんだよ、もうっ、次から次へと!」
ヨトが地面を叩いた。
「自宅に戻ったらしい、帰るよ」
「ちゃんと話してこいよ、っていうか、おまえもう殺せよ!」
「それについても話してくる」
僕は瞬時に移動して映子の自宅玄関に来た。
そして靴を脱いでスリッパを履いた。
リビングに青い髪の青年と映子がいた。
「今回はもうダメかと思った......」
映子がソファーによりかかって寝ている。
「ギリギリでしたよ」
青い髪の男が言った。
「人間で風は起こせないよね、魔物だとして、テウスの味方?」
「名前はマウ。テウスの友人です。人間と結婚しています」
「人間と結婚?」
さすがに色々と驚いたが、いや、できないことはない。
偽の戸籍はつくれるし、僕やヨトにしても、人間界で株をやって金を作って
偽造カードで支払いをしている。
「テウスに言われてるんだよ。映子のことは感知していろと。
まあ、保険みたいなものかな」
「さすがテウスだ」
僕もソファーに座った。
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