人を殺せる女

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「つまんないストレス吐いちゃった、ごめんね」 映子が落ち着きを取り戻した。 「野菜もキノコも豆も魚介類も、ほどほどの肉も好きよ。 食べ物の好き嫌いは無いのよ。それだけが救い」 急に元に戻った。 「日並くん、マウ、テウスの嫁になるか、あのグループに殺されるか、 それなら、テウスの嫁のほうがいい」 降り出しに戻った。 「映子さんがそれでいいなら、俺はこのままでいます」 「ありがとう、マウ、取り乱してごめんなさいね」 「いえいえ。それでは、これで」 マウが黒い影になって消え失せた。 「いいの?テウスと離れなくて」 「いいのよ。日並くんやマウがいて、言いたいこと吐き出して、 スッキリしちゃった。ラーメンやチャーハンが食べれなくても、いいのよ」 「食への欲求って、大変だね」 「そうね、神様には、わからないかもね」 「かもしれない」
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