星の数ほど死んでいく

人を殺せる女

映子は美を保つ為の努力を強いられている。
テウスの供物、嫁になる為に。
それには、それなりの、苦労があった。
風子はそれを理解できないままで、映子に憧れた。
映子の神経を逆なでしてきたのだ。
そうともしらずに利用され、殺人まで犯し、死刑に......。

ここまでのことをした人間、いや、人間のすることだろうか。

映子は、やってしまったことの重大さを理解し切れていない。

他のいたずらに殺した命にしても、だ。

それは許されることなのだろうか？

ヨトは彗星舞人と組んで、映子を追うと決めている。
マウはテウスの友人として、映子を守ると決めている。
テウスは買ったときから、映子を嫁にすると決めている。

この三つ巴は、まだまだ続きそうだ。