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ヨトがマウに飛び込んでいった。
そして銀色の鎖を出現させて縛り付けた。
「マウ、どうして、あんな風に殺した?
なんてことしやがる、何も罪のない子を殺人犯に......」
「いままでもしてきた。女を大事にしない男は殺せばいい」
「おまえも、映子と同じだ。自身の意識で命を奪うなんて」
銀色の鎖の締め付けが強くなって、マウがうめいた。
「映子、マウが人を殺していたこと、知ってたのか?」
映子は無言で首を横に振った。
何度も何度も振った。
「日並、赤塔映子を殺せ!マウは俺が殺す!」
ヨトが銀の鎖をマウの首にからみつけた。
「映子......」
「いや、もういやよ、殺すの殺さないのって......!」
駈け出そうとした映子を、彗星が浮遊霊を使って抑えつけた。
映子は転倒して倒れ込む。
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