捕らわれの女

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「神よ、なぜ世界を作った?なぜ魔界を完全に滅ぼさなかった? 中途半端な世界の中で、完璧なものを欲しくなった。 それが赤塔映子だった」 「僕は、何もかも後悔なんてしていない」 「結局は君の手の平の上か、俺たちは」 「それは違う。僕も作られた者だ」 「なんだって?」 「この世界を作れと命じられて作った」 「上には上がいる?なんてことだ」 「僕は、映子の世話をしていく人生になりたくない。 だから、上に掛け合ってみる」 僕は瞬時に移動した。
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