官能小説の書き方 その一〜きっかけと官能作家デビュー

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 そのジャンルで権威があるわけでもない私が、思ったことや感じたことなどをダラダラと書いてみようという企画にすぎない。だから過度な期待は抱かないでいただきたい。  さてと。  官能小説とそうでない小説の違いは何だろう。官能小説の定義とは? 官能小説(かんのうしょうせつ)とは、官能に訴える、つまり男女間もしくは同性間での交流と性交を主題とした小説の一ジャンル。ポルノ小説とも。 Wikipediaより  つまり、官能シーンや官能描写が無い、もしくは存在したとしても、その作品全体に占める官能描写の割合が低いものは、いくらエロティックな作風でも「官能小説」とは呼ばない。  だからたとえば、村上春樹氏の作品にはけっこう色っぽいシーンが度々出てくるけれど、決して官能小説とは呼ばない。まあ、官能小説かそうでないかの境目は限りなく曖昧ではある。  官能小説を書いてみようと、私が思ったきっかけは、自分の書く文章がドライで情感や描写が薄いと自覚したからだ。
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