1人が本棚に入れています
本棚に追加
「あの~この道はどう行けば。」
「ああこの先真っ直ぐで大丈夫ですよ。」
「ありがとう阿部さん。」
「え!?なんで僕の名前知ってるんですか!?」
「阿部清孝でしょ?では。」
「なんで知ってるんだー!?ちょっと待って!なんで名前分かるの!?」
「ああ私全人類の名前知ってるんで。」
「全人類の名前知ってる!?そんな訳ないでしょう!?」
「本当に全人類の名前知ってるんですよ。そこの女性とか。羽根さん、羽根さーん!」
「えっ!誰!?なんで私を知ってるの?」
「呼んだだけだから行っていいですよ羽根幸美さん。」
「イヤァァァ!ストーカー!!!」
「……本当にこのおじさんは全人類の名前を知ってるのか!?おいあんた凄い能力だぞ!」
「だが困ったことに、自分の名前が分からないんだ……」
「……この先真っ直ぐに、姓名判断師が居る。行けぇぇぇ!!!」
「うぉぉぉぉ!俺の名前を取り戻すですぅぅぅ!!!」
「自分の名前を奪い返せぇぇぇ!!!」
そんな冒険なのか?
END
最初のコメントを投稿しよう!