3話本戦になって本気出してやるよ、、、これ雑魚の言葉な。

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3話本戦になって本気出してやるよ、、、これ雑魚の言葉な。

さて、本戦一回戦は白神奈音対鎌也蒼土。 2位とPグループの一位との勝負。 鎌也の異能は鎌を操る。 聖王とかいう反則には勝てないだろうと思ったが、意外にも善戦していた。 くるくる回る鎌を自由に操り、攻撃してきたら、それでガード、、、攻守盤石で、なかなか倒せないでいる白神。 先程から全くと言っていいほど、動きが見られない。 「異能『聖王』聖なる衝撃波!」 いくら攻撃しようとも、、、 「異能『鎌』オートガード」 また新たな鎌に阻まれるの繰り返し。 どちらも疲れるのを待っているのか、、、 動きが無さすぎて、今日決勝なんて無理だろとか思い始めているものが何名かいた。 その時、 「異能『聖王』聖王之神 天聖」 白神家の現当主の次女。異能を持つ一族であり、邪神を葬ったとされる一族の末裔。 〇〇之神は一種の異能の可能性で、これを使えて初めて二流と言われるものだ。 その中でも聖王之神は今までの一族の中でもかなり上位。 そんな力を普通の使い手が食らえばー負けだ。 『長く続いた戦いも、切り札によって、白神奈音、2回戦進出!!』 「さて、僕は、、、3試合後か。」 日程表を見ると、少し他の試合を観戦しようとまた席に座った。 そして、次々と試合は終わっていき、やっと僕の番になった。 相手はBグループの2位、白木六斗。異能は『白』だったな。 楽しみだ! と思っていた時期が私にもありました。 先程から俺は全くその場から動いていない。 上半身をのけ反ったりしているだけだ。 まさか異能『白』が回復系とは思わなかった、、、 それに、俺の弱めの一撃で瀕死になって、すぐに回復する、、、を繰り返しているのだ。 「くっ、、、まあまあの強さだな!俺も本気出してやる!光栄に思え!」 「、、、それ悪役のモブが言う言葉や、、、」 そう思いながら、相手が振りかぶって、殴ってきた拳をひょいと避ける。 どれだけ攻撃されようとも全て、避けて、避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて! なんか勝手に相手が疲れていた。 そして、、、 「ほら、攻めてこいよ!どうせ碌な異能じゃないんだろ?」 「お前のような碌な人間にはならねぇし、わざわざ異能使う必要もないだろ、、、弱いし。」 「はっ!そんなこと言うなら来いy、、、」 ボキッ、、、 ちょいとうざかったから蹴っただけなのだが、、、 『、、、えーと、、、勝者、、、黒魔悠利さん。2回戦進出です!』 ちょっと相手の子が不憫に思えた。 そしてニ回戦。白神の相手はCグループ一位通過者の,雷上 蒼。異能『雷帝』という、ここに来てやっと戦闘系の異能が来た感半端ないやつが来た。 『2回戦!第二試合!白神奈音対雷上蒼の試合を始めます!』 『開始!』 そして二つの異能がぶつかった。 『聖王』と『雷帝』 どちらも攻撃に長けており、最強と言われるほどの力がある。 「『聖王』聖なる剣 ランドグラ」 「『雷帝』雷光剣 インドラ」 二つの異能によって作られた剣がぶつかり合う。 どちらも破壊力が凄く、ステージにヒビが入っていた。 横腹を狙った蒼の斬撃を紙一重で交わしていく奈音。 どちらもスピードだけならこの試験生の中でトップクラスだろう。 「『雷帝』雷殲」 「『聖王』聖戮」 雷帝異能最高位の雷殲、聖王異能最高位の聖戮。 どちらの攻撃も強いが、そのせいか、全く戦いの均衡が崩れない。 どちらもスピード、剣術、体術、異能が完全に同じだ。 だからこそ、白神家というアドバンテージはでかい。 「『聖王』聖王之神 剣聖」 「⁈」 刹那、物凄い勢いの斬撃が蒼に放たれる。 そして決着がつき、、、 『2回戦、白神奈音の勝利!3回戦へ進出です!』 そして俺の出番となった。 『2回戦最後はAグループ一位,黒魔悠利対、Fグループ1位蒼紅龍花です!』 『試合開始!』 そして、2回戦、最後の戦いが始まった。 蒼紅龍花。異能『水炎』水と炎を操る異能で、この異能は元素系異能で、最強クラスと言われている。 「『水炎』水牢」 水の檻を作り、閉じ込めようとしてくる。 息ができない。窒息させるのが目的なのだろう。 ま,僕には無意味だけどね。 「『ボゴッ』ボゴゴゴ」 俺は異能を発動させる。 ここら一帯が一気に爆発させられる。   俺も、彼女も吹き飛ばされる。 「詠唱なし?どれだけ強いんですか、、、無詠唱なんて、、、」 「いや?詠唱してるぞ?ただ水に溺れてゴボゴボ聞こえてただけだぞ?どちらにせよ、俺はこのまま潰させてもらおう。 『黒』帝悪 斬諦」 彼が放った帝悪 斬諦は一帯を切り刻んでいく。 爆発が連なって,どんどん新しい爆発が起こるように、斬撃が連なるように地面に触れるたび、爆発を起こしていく。 「きゃー!?」 ちょうど彼女に被爆し、ゲームセット、、、と思いきや。 「『水炎』炎水刃」 瞬時に危ないと感じ、その場から横に跳ぶ。 またいた場所は燃えていたり、濡れていたり。 本来交わることのないものが隣り合わせになり、僕を狙う。 「『水炎』炎水刃」 何度も、 「『水炎』炎水刃」 何度も。 「『水炎』炎水刃」 「、、、そろそろ疲れてきたし、、、終わらせよう。     『黒』悪帝 サタン」
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