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2話 体術とは。
トーナメント戦。
AからSのグループ予選があり、その後に上位三名が本選に出る。
この試験だけ二日で行われるらしい。
ちなみに1位の彼女はAグループらしい。
僕?ふっ、Aグループだよ、、、
そう絶望していると一人目に遭遇した。
名前は知らない。
ただ,もう戦いは始まっているようで,相手が異能を使ってきた。
「異能!『火遊ビ』 一の炎!」
火の異能だ。正直弱いからなんとも思わない。
軽く避けると,剣を持って突進してきた。
「負けられないんだ!うおぉ!」
「、、、世の中って、残酷やなぁ」
そう僕は呟き、剣を指で止める。
そして、拳を固めて,一閃。
相手の子は結構飛んでいった。
生きていますよーに。
尚、その後も同様にいろんなやつが来た。
1位と当たりたくないんだろうな。
ま、適当に相手して,倒してるけど。
さて、残りは7人。
勿論、順位はみんなバラバラで,
18位や、500位、78位、いろんなやつがいる。
というか、1位についてはただの無双ゲーだった。
ん、動きがあったようだ。
俺以外の生き残りが1位に喧嘩を打ったらしい。
アナウンスが流れる。
『残り二名!一位はシード権を手に入れられます!頑張ってください!』
「無駄な戦いをしなくて済む、、、だと?」
こうしちゃいられない。
アレには悪いが、少し罠に嵌めよう。
「、、、残り一名、、、いないわね。」
記述試験1位通過の白神は焦っていた。
早く決着をつけて他の人のを見ておきたいからだ。
なのにあと一人は隠れている。
どこにもいない。
そんな時声が聞こえた。
「、、、ばーかばーか」
相手は隠れながら煽っているようだ。
「乗ってやるわよ。」
そうして声の聞こえた方へと向かう。
走って走って、、、そして、、、
「、、、見つけた」
会場の一番端。1人、木の上に座っている男を見つけた。
早く勝負をつけて終わらせる!
そして勝負に出た、、、
(いや,早いな)
端で隠れていた男、黒魔悠利はほぼ勝ち確だったのだが、、、
(罠を真っ向から破るやつ初めて見た)
そう、後ろから刺されるように細工したのだが、なぜか、走り抜けてきやがった。
そして今、俺と彼女は肉弾戦をしている。
それに加え、彼女は異能を使って攻めてくる。
「異能!『聖王』!聖の息吹!」
光っている光線のようなもの、
何が息吹だよ、ばりばり光線じゃねぇか!
そう思いながらも避け続けている。
全くもって攻めに転じれない。
こうなったら、、、
剣を持って,一閃。
何もないところに振るう。
首を傾げる白神。その次の瞬間。
顎に衝撃波が飛んでくる。
いきなりの攻撃。どこからされた⁈
それを考えるよりも先に、脳震盪を起こし、彼女は倒れた。
先ほど、斬撃を飛ばしたんだ。
異能ではなく、シンプルな力技で。
本来なら真っ二つなのに、、、
脳震盪、、、だと???硬すぎないか?
だが、倒れたということは
『Aグループ、優勝者、黒魔悠利さん!
通過者は、2位、白神奈音さん、3位ーーー』
という感じで、俺は本戦へ駒を進めた。
と、ここで他のグループも終わり、結果はこんなふうに終わった。
《一位通過者》
Aグループ 黒魔悠利
Bグループ 神夜陽気
Cグループ 雷上 蒼
Dグループ 天城遠葉
Eグループ 光皇照夜
Fグループ 蒼紅龍花
Gグループ 富下冥利
・
・
Qグループ 黒間快斗
・
Sグループ 水王 悠
と、いう感じになった。
気になる名前が数名いるが、ま、なんとなかなるでしょ。
この学園での目標はーーーーーー、たった一つなのだから。
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