2話 体術とは。

1/1
前へ
/3ページ
次へ

2話 体術とは。

トーナメント戦。 AからSのグループ予選があり、その後に上位三名が本選に出る。 この試験だけ二日で行われるらしい。 ちなみに1位の彼女はAグループらしい。 僕?ふっ、Aグループだよ、、、 そう絶望していると一人目に遭遇した。 名前は知らない。 ただ,もう戦いは始まっているようで,相手が異能を使ってきた。 「異能!『火遊ビ』 一の炎!」 火の異能だ。正直弱いからなんとも思わない。 軽く避けると,剣を持って突進してきた。 「負けられないんだ!うおぉ!」 「、、、世の中って、残酷やなぁ」 そう僕は呟き、剣を指で止める。 そして、拳を固めて,一閃。 相手の子は結構飛んでいった。 生きていますよーに。 尚、その後も同様にいろんなやつが来た。 1位と当たりたくないんだろうな。 ま、適当に相手して,倒してるけど。 さて、残りは7人。 勿論、順位はみんなバラバラで, 18位や、500位、78位、いろんなやつがいる。 というか、1位についてはただの無双ゲーだった。 ん、動きがあったようだ。 俺以外の生き残りが1位に喧嘩を打ったらしい。 アナウンスが流れる。 『残り二名!一位はシード権を手に入れられます!頑張ってください!』 「無駄な戦いをしなくて済む、、、だと?」 こうしちゃいられない。 アレには悪いが、少し罠に嵌めよう。 「、、、残り一名、、、いないわね。」 記述試験1位通過の白神は焦っていた。 早く決着をつけて他の人のを見ておきたいからだ。 なのにあと一人は隠れている。 どこにもいない。 そんな時声が聞こえた。 「、、、ばーかばーか」 相手は隠れながら煽っているようだ。 「乗ってやるわよ。」 そうして声の聞こえた方へと向かう。 走って走って、、、そして、、、 「、、、見つけた」 会場の一番端。1人、木の上に座っている男を見つけた。 早く勝負をつけて終わらせる! そして勝負に出た、、、 (いや,早いな) 端で隠れていた男、黒魔悠利はほぼ勝ち確だったのだが、、、 (罠を真っ向から破るやつ初めて見た) そう、後ろから刺されるように細工したのだが、なぜか、走り抜けてきやがった。 そして今、俺と彼女は肉弾戦をしている。 それに加え、彼女は異能を使って攻めてくる。 「異能!『聖王』!聖の息吹!」 光っている光線のようなもの、 何が息吹だよ、ばりばり光線じゃねぇか! そう思いながらも避け続けている。 全くもって攻めに転じれない。 こうなったら、、、 剣を持って,一閃。 何もないところに振るう。 首を傾げる白神。その次の瞬間。 顎に衝撃波が飛んでくる。 いきなりの攻撃。どこからされた⁈ それを考えるよりも先に、脳震盪を起こし、彼女は倒れた。 先ほど、斬撃を飛ばしたんだ。 異能ではなく、シンプルな力技で。 本来なら真っ二つなのに、、、 脳震盪、、、だと???硬すぎないか? だが、倒れたということは 『Aグループ、優勝者、黒魔悠利さん! 通過者は、2位、白神奈音さん、3位ーーー』 という感じで、俺は本戦へ駒を進めた。 と、ここで他のグループも終わり、結果はこんなふうに終わった。 《一位通過者》 Aグループ 黒魔悠利 Bグループ 神夜陽気 Cグループ 雷上 蒼 Dグループ 天城遠葉 Eグループ 光皇照夜 Fグループ 蒼紅龍花 Gグループ 富下冥利    ・    ・ Qグループ 黒間快斗    ・ Sグループ 水王 悠 と、いう感じになった。 気になる名前が数名いるが、ま、なんとなかなるでしょ。 この学園での目標はーーーーーー、たった一つなのだから。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加