第1話 茜色

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日凪が近づいてきて切なそうな表情をする。 「夕茜。」 「どうしたの?」 「何でもないよ。」 日凪? 「そっか。日凪、一緒にアルバム見ない?」 不自然な提案をしたら彼女が嬉しそうな顔をする。 「うん!夕茜、一緒に見よう。」 立ち上がり、アルバムを取りに行く。 さっきの切なそうな表情が気になってしょうがない。 日凪が私に伝えようとした事と切なそうな表情をしてたのが分かるのは、白い月が見える時なのかも知れない。
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