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透明な土星
乾いた時間の数だけ癒して
蠢く足になって消えるまで
羽を広げて飛ぶ前の数瞬
お洒落して出かける間のどよめき
もっとちゃんとこっち見てて
次は映画館 誰かの言葉
遍く全てが透明になってしまったら
その時はかき氷で冷たくなろう
産まれたら消えるまで
ちゃんと愛してもらわないと
辻褄合わなくなっちゃうよ
そうでしょうカトレア 答えてよ
焦る血と言葉が足になって
急かして貰うまでは行かない
諦めたらちゃんと諦めないと
そんなにじり寄る目をしないで
海に消えてって素晴らしい
繰り返して欲しい物はね
君から貰った透明な土星だけ
アクアリウムよりも小さくて綺麗
私の音だっていつか途切れてしまう
ずっとずっと好き 好きなの
もうどうしようもないくらい好き
羽を広げたら飛ばないと 邪魔だから
難しいことばかりだった
お揃いの歩幅なのに
手を伸ばせば届くのに
どうしても不安になる 好きなのに
ちっとも笑えないよ
幸せになんてならないで
嬉しそうに笑った後に
私が居た事もセットにして
私を答え合わせしないで 見ないで
だって正解しすぎてつまらなくなるから
崩れ行くのは夢の話 初めての孤独より甘い
かごめかごめ 夕日が近い 卵より大きい
透明な土星 transparent me とうめいなあなた
言語を介したおままごと 遊ぶのは君の為
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