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7✕15
*
僕は願うよ
君が幸せであること
この世界が
今日は優しかったらいいのにと
夢はいくつも
弾けて 飛んで たなびいて
君と僕のあいだを
すり抜ける
乾いた道を
カラカラに渇いた喉で
白い空を見上げれば
7✕15の世界の君が
どこかでまた笑ってる
ふとそんな気がしたんだ
異国の地に住む君は
君の言葉や笑顔は
ささくれだった僕の心を
溶かしてくれた
君のその他愛ない日々の呟きは
ひび割れた痛みを
癒やしてくれた
美しい場所にいる君と
瓦礫の上で立ち尽くす僕
そんな僕らを繋ぐのは
見えない糸で結ばれている
この掌の上の7✕15のみ
私は願う
あなたの心の平穏を
あの世界が
今日は優しくなれたらいいのにと
あなたのイイねに励まされ
塗り固められた自己満も
ほんの少し
意味あるものになれるかなぁ
乾いた道を
カラカラに渇いた頭で
黒い空見上げたら
7✕15のあなたが
どこかでまた泣いている
ふとそんな気がしたんだ
異国の地に住むあなたは
あなたの言葉や眼差しは
虚無だった私の心を
潤してくれた
あなたのその真っ直ぐな呟きは
ひび割れた痛みを
救ってくれた
嘘のない場所にいるあなたと
瓦礫の上で立ち尽す私
そんな私達を繋ぐのは
見えない糸で結ばれている
この掌の上の7✕15のみ
「「……この掌の上の、7✕15のみ」」
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