7人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「だから、大丈夫ですって。これから、石川に会いに行きます。先生は後方待機。はいこれ」
私は手のひらサイズの機械を渡した。先生はきょとんとしている。
「なんだ? これ?」
「ボタンを押したら感電するの。気絶するだけで体は大丈夫。計画通りにやってくださいね。いいですか? よく聞いてくださいね。計画はこうです。
先生は、私が石川と接触した時にこのボタンを押す。
先生は気絶して憑依が起きる。
私の目の前の石川は先生になるから、その場にしゃがんでください。両手首と両足首に手錠をしますから」
ほんと、先生は私がついてないとダメなんだから。
了
最初のコメントを投稿しよう!