気絶探偵

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「だから、大丈夫ですって。これから、石川に会いに行きます。先生は後方待機。はいこれ」    私は手のひらサイズの機械を渡した。先生はきょとんとしている。 「なんだ? これ?」   「ボタンを押したら感電するの。気絶するだけで体は大丈夫。計画通りにやってくださいね。いいですか? よく聞いてくださいね。計画はこうです。  先生は、私が石川と接触した時にこのボタンを押す。  先生は気絶して憑依が起きる。  私の目の前の石川は先生になるから、その場にしゃがんでください。両手首と両足首に手錠をしますから」  ほんと、先生は私がついてないとダメなんだから。  了    
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