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また、だ。
また、今日も、駅から誰かに後を付けられている、、。
一ヶ月前くらいから、夜、仕事から帰る時に、駅から、誰かに後をつけられるようになった。
あたしは看護師なので、どうしても準夜勤があって、帰宅が深夜になってしまうことがある。
警察に相談しようか、と思っていたのだか、いつか止むかもしれないと、考えていたのだ。
だが、続いている。
それに、警察は、何だか敷居が高い、、。
だが、やはり、このままだと怖い、、。
しかも、今夜は、付いてくる足音が、いつもより近い。
あたしは、早足に、走るように、公園通りを目指した。
公園通りに行けば、この時間なら、小太郎くんがいるはずだ。
正確には、柴犬の小太郎くんと飼い主さんが、、。
飼い主さんは、名前は知らないが、優しそうな若い男性で、何故か、深夜にいつも小太郎くんの散歩をしている。
あたしは、大の犬好きなので、つい、小太郎くんを撫でさせてもらい、知り合いになったのだ。
いつも、小太郎くんの飼い主さんのところへ行けば、足音は付いて来なくなるのだ。
もう少しだ。
公園通りまで!
しかし、足音は、どんどん近付いて来て、ついに走り出した。
あたしは、びっくりして、恐怖で転びそうになりながら、走った。
助けて!
小太郎くんの飼い主さん!
つづく、、
『守ってください❗️(上)』おわり
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