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幸せ。 その 言葉だけでは 言い表せないくらいに 今の私は大好きな人と一緒にいれて幸せ。 「……惚気かい」 「聞いたのは愛ちゃんでしょ?」 「ことーっ!!」 バンっと 勢いよくドアを開けて カフェへと入ってきたお兄ちゃん。 「大変だ、緊急事態発生だ!」 顔面蒼白な顔で 私の両肩へとドスっと手を置く。 な、なに? 重いし 圧もすごいんだけど…… 「来週から1週間、出張で北海道になったんだ」 「へ?」 .
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