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「疲れただろ?アイスココア用意するから少し休憩して、夕食の買い物に行こう。」 「あ、私夕食作るよ。時兄何かリクエストある?」 「んー、そうだな。琴音の作った料理全部好きだからなんでもいいよ」 笑顔で そう言いながら アイスココアを作る時兄。 何気ない時兄の 言葉に私の顔は赤くなる。 付き合って 1か月経っても いまだに私は 付き合いたての頃と変わらずに 時兄とのふたりっきりの時間にも 時兄の甘々すぎる言葉にもなれずにいちいち反応してしまう。 「と、いいつつ、やっぱりオムライスがいいな」 「クスッ。時兄って、オムライス好きだよね。」 時兄から リクエストされるのは 昔から変わらずオムライス。 あまりにも リクエストされるから 最初は うまく卵で包めなかったり 焦げたりしていたけれど 今ではふわふわオムライスが作れるようになった。 .
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