6/13
前へ
/126ページ
次へ
それから 満足するまで 時兄の背中にくっついていて 時間も時間ってことで私たちは 夕食の買い物をするために近くのスーパーへとやって来た。 「玉ねぎ、にんじん、ピーマン……お肉にする?それともソーセージ?」 「ソーセージ」 「じゃあ、あとはソーセージを買って。メニューはオムライスとサラダとスープでいい?」 「いいよ」 時兄と ふたり並んで こうして買い物をしていると なんだか新婚さんみたいでドキドキする。 「ねぇ、時兄」 「ん?」 「……お兄ちゃんには悪いけど私、今、すごく嬉しいんだ。」 「なんで?」 「だって、今日は時兄とサヨナラしなくていいんだって……ずっと一緒にいれるんだと思うと嬉しくて。」 .
/126ページ

最初のコメントを投稿しよう!

581人が本棚に入れています
本棚に追加