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2024.08.04 ほぼ、左右対称になったかな?
いやー、ぶった斬りを何度繰り返したことか。
もうどうにもならん、と思って、縦に割って向かって左を前へ、右を後ろへとズラして接着し直したし、左右の耳なんてもう、5回は動かしまくってるからね。
最終的に向かって左側を削って、耳の位置を下げ、目尻も下げてみたら、ようやく頬の左右線が合うようになりました。
娘に「なんか向かって、左側の目じりの位置が高い」と言われてたので、信用して下げてみたら大正解でした。
そうか……右側から左側へと、斜めに上がってしまっていたんだなぁ💦
いくらやっても揃わないわけだ……辻褄を合わせようとしても、根本がズレてるとどうにもならないという、良い見本ですね😅
カッターマットの方眼線で合わせても、ほぼ左右対称に見えるようになりました。
斜めから撮影してしまうと、多少ズレててもわからないんですけどね。
これから、ここにジョイントの接合部を突き出すかたちで作ります。
頬の線の下に、さらにもう一箇所、三角形のでっぱりをつける予定です。
顎開閉式の仕組みは、おおよそこんな感じ。
うまく口が動くようになるには……、作家さんそれぞれの企業秘密みたいなものがありましてね。
べつに秘密にしてるわけでもないのかもしれないけれど、どこにも明解な解説がない。(作家としては、なんでもかんでも明かしてしまうのもどうかとも思う気持ちはわかる)
こればかりは作ってみて、出たとこ勝負なところが……あるんですわ……。
簡単な作りでありながら、けっこう難しいんですよ。
どうしても思い通りに動かせない。
デザフェスで有名な作家さんのところに行って、頼み込んで実物(売り物)を見せてもらったり、市販品を手に入れてみたり。
うぅむ……、それでも理解がいまひとつ進まない。
ジョイント部分をどう設計すればいいのか、毎回悩むんです。
どうすればうまく開閉するのか。
わからないながらも適当に作るとですね、人間の顎を動かしても、お面の下顎がスムーズに動いてくれないんです。
ネットでリサーチしても正解が記載されているサイトがみつからない。
先日、もっとも理にかなっている説明をされているX(旧Twitter)のポストを発見。
倉戸みとさんという造形作家さんの説明によると、人間側の顎関節の位置よりも、面のジョイント部分を後方へ下げてやると大体うまく動く、とのこと。
なるほど!!!(目から鱗がポロポロ)
ということで、今回はこれを参考にしてチャレンジします。
マズル、だいぶ太くなりました。
細いと狼というよりは、狐っぽく見えてしまうかなぁと思ったのもあります。
中心線に沿って、視点移動して歪みの具合を確認してみます。
これまで、一見合っているように見えて、どうにもよれているのが気になっていましたが、中心線が一本に重なり、ズレが最小限となりました。
娘にも見てもらって、「気持ち悪くなくなった!」と言ってもらえたので、ぼちぼち原型は完成となりそうです。
「これってアレだね」と娘が言うので何かと思ったら、「デジタルペイントの投げ縄ツールとか指先でズラす効果みたいな」と。
「確かに、鏡で写すのは、デジタルの左右反転と同じだね」と納得してたら、
「やってることはアナログでもデジタルでも同じじゃん」って笑ってました。
そりゃそうかもしれんですね。😅
アナログのほうが、圧倒的に時間がかかるんですけども💦
今後はひととおり全体を磨いて、下顎を分割して、ジョイント部分を作る作業に移ります。
ただし、ひとまずこちらの作業は目のリセットを兼ねて休ませて、執筆を進めようと考えてます。
8月中に「奇石婚」を完成させたいです。
まだまだ、先は長い。
続きます。
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