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東京都荒川区にある三河島・三峯神社。
吽形(口を閉じてるほう)がとってもかわいらしいんですよ。
東京都世田谷区の砧三峯神社。
阿形は雄々しく、吽形はどことなく視線が優しい。
多摩川浅間神社の境内にある末社、山岳信仰の三峯神社・小御嶽神社・阿夫利神社と食物・農耕の信仰の稲荷神社があり、そこに阿形らしきお姿が。
こちらはかなり可愛らしいおいぬさま。
東京都大田区にある御嶽神社。
宝珠らしきものを頭に乗せ、左は棒状のものを、右は筒状のものを口にくわえています。
秩父長瀞の寳登山神社、奥宮におられるおいぬさま(狼像)。
肋骨が浮き出た、狼らしいお姿です。
どことなくユーモラスなお顔立ち。
ざっとこれまで見て来た、狼神社のお姿をお見せしました。
ちなみに狼を祀る神社は関東から北が多く、数ではお狐さまには遠く及ばないものの全国にたくさん存在します。
写真フォルダの中には、もっとほかにも違う神社の狼像があるのですが、キリがないのでここまでにしておきます💦
お狐さまにしてもそうですが、石工さんの個性があったり、ある神社の狼像をそのまま真似たものであったりと、さまざまな表現がされているのでとても心惹かれ、見惚れてしまいます。
ただ、近年の酸性雨にさらされたりすることで石が劣化、割れたり欠けたりしている像が増加しています。
ここに素人がセメントなどで修繕を行った結果、さらに悪化することもあります。
数百年前の作品でありながら保全に対しては意識が薄く、もとの形を維持するのが難しくなってきています。
宮益 御嶽神社の狼像はブロンズ製ですが、これは現存する石像を保護するために作り直したものです。元となった石像は神社の宝物殿に保管(非公開)されているそうで、機会があるならばぜひ一度でも拝見できたら……と思ってしまいます。
ということで、今回はこの狼像から再構築して、自分なりのお顔立ちを造形していきたいと思います。
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