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2024,06,12 ベース作りに四苦八苦
軽量粘土の外側が乾燥してきました。
そろそろ型から外せるかな。
ということで、型を揺らし、粘土の間に隙間を作りながら引っ張ってみます。
イイ感じに抜けました。
しかし。
うーん。
やっぱりサイズがデカイ。
人の立ち姿で頭身を考えると、お面をつけたときのバランスが悪い気がするので、サイズダウンを試みます。
中に粘土を均一に広げて、縮小版を作り直すことにします。
ところがですね。
100均で買ってきた、↓左端の軽量粘土。
これね、紙粘土とありますが、柔らかくて軽い、なめらか、とかつくりやすい、とか表示されているんですが、じつは紙の粘土ではありません。
材料表示を見ると、一番最初には
・微小中空球樹脂
とあります。
触ってみると、ふわふわのムースをやや固化したような感触。
粘土によって内容物の量が違うので、順番はバラバラですが、
・合成糊材、繊維や粉末パルプ、保存材、防カビ剤や防腐剤、水
などで構成されています。
正真正銘の紙粘土、パルプのみだととにかく重たいうえに手にひっつくし、そのぶん形状を整えるのも大変です。
かなり乾きにくいし、端をぶつけると簡単に欠けちゃう。
一方でこの軽量粘土は、乾燥させると発泡スチロールとウレタンを混ぜ合わせたような仕上がりになります。
多少曲げたり、ぶつけたりしても容易に割れたり欠けたりはしません。
それでも強度がすごく高いわけではないので、普通にお面としてつけて歩く程度なら問題ありませんが、激しい使用(投げたりぶつけあったり)には向きません。
まあ、普通はやらないよね。
とはいえ、とある界隈ではね……海外とかだとディープな使いかたもするらしいからね。一般人にはよくわかんないけどね〜。(一応、濁しておこう)
ちなみに軽量粘土、各社の材料の配合で使い勝手に差が出てきます。
手触りや付け足しのときのくっつき具合、乾燥の速さ、そしてヒビ割れの出かたにかなり差があって、完成後に仕上がりが違ってくるんですよ。
結果を言えば左端の粘土、包装から出した直後にもかかわらず、継ぎ足して伸ばしてもとにかく両方が引っ付いてくれない。
これを使うのなら、接着するときに木工用ボンドが必要かもしれない。
なかなか粘土同士が馴染んでくれないんですよ。
これは造形としては致命的。足したところからどんどんヒビ割れます。
そして、なんというか全然、本当に乾かない。
内容量が80gで110円だったので、安いと思って6つ買ったけど、結局ちっともうまく整形できなかったので割って崩してゴミ箱へポイ。
迷いなく、破棄しました💦
続いて使ったのは、中央の「超軽量工作粘土」。
「繊細な造形ができる超軽量粘土」「学校教材メーカーがつくった安心・安全なねんどです」と記載されているだけあって、これはなかなかよかったです。
60gで110円。
固まったあとの硬さもいい。
とはいえ、今回は内部の厚みを作るだけの用途なんだけどね。😅
内側になるべく均一に粘土を貼って、縮小版の空間を作ります。
縮小版を作るための空間ができたので、ここにアルミホイルとペーパータオルを詰めて、梱包用透明テープで巻いて芯型を作ります。
アルミホイルをベースにした型ができました。
そこへ昨晩に配送されて到着(楽天で購入して届いた)したパジコの「かるいかみねんど かるがる」を盛りつけていきます。
正直なところ、ここまで手間をかけんでも、最初から発泡スチロールで芯型を作ればいいだけなんですけど、大きさとか形状とか、今ひとつアイデアがまとまってないので粘土をいじりながら、ひたすら盛ったり削ったりして形状を突き詰めていくという二度手間どころか、三度手間、四度手間をかけまくっていきます。
この辺りが自分の作品の完成が遅くなる理由なのよね……試行錯誤の時間が長過ぎるんだよ……。
芯型から、粘土がうまく抜けました。
うん、人間の顔に添った大きさになったかな……?
横から見るとこんな感じ。
使い慣れてるというのもあるけど、やっぱりパジコの粘土は使いやすいね!!!
パジコが出している軽量粘土は複数ありますが、どう違うのか……いまいち差がわかりません💦
キャラクターやフェイクスイーツなどを作るなら上位品質のハーティソフトのほうがキメが細かくて伸びが断然イイ(乾燥時にまったくヒビ割れない)ので向いてるかも。
でも表面の仕上がりをさほど気にしないなら、対象年齢3歳以上の「かるいかみねんど かるがる」で十分です。
160gで260円。ちなみにこちらは旧版。
旧版の価格設定だったら、これが一番安価だったね……。
ただ、近年の材料高騰のせいで、軒並み粘土の値段が上がっちゃったんですよね。
同じものでも内容量が減って、いろいろなハンドメイド制作関連の価格が全体的に上がってきています。
ものづくりをするのも厳しくなりそうだなぁ。
さて、天気がいいうちに外へ出して乾燥させます。
昨日、風呂場でヒーター回して乾燥させてたら、熱源に近づけすぎたみたいで軽く焦げたうえに、粘土内の空気が膨張してエライことになったので。(;´д`)💦
石粉粘土ではこんなことはなかった(あたりまえといえば当たり前)ので、ビックリしちゃった。
軽量粘土は軽量だけに空気をたくさん含んでるから、ヒーターで乾燥させて時短を図るのが難しいのね。
新しく得た知見でした。
それでは、また後日。
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