12人が本棚に入れています
本棚に追加
2024.06.26 完成形が見えてきたかも
先日、ホットボンド(グルーガン)という接着剤名を出したと思うんだけど、あまり一般的ではないかもしれないので、どんなものか写真をのせます。
左側← の道具。
電気で高温化させた先端で、融点の低いプラスチックを液状にして、物と物を接着させるものです。
通常の接着剤と違って硬化時間が短く、瞬間接着剤より使い勝手が良く、接着範囲が広くても容易に扱える、という利点があります。(逆に、細かい接着には向かない)
一度接着しても、ドライヤーで温めると剥がすことができます。(先端の高温部で、接着した箇所を融かして付け直したりすることもある……横着者😅)
これね、ものすごい汎用性が高いので、市販の製品(主に安物)にも使われているんだけど、知らないひとは知らないと思う。
プラスチックや合成樹脂、布地や紙といったものとの接着にものすごく相性が良い。
ただし、融点が低いので、夏場の車内に置いておくと、接着したところが解けることがあるので、高温下には要注意。
あ、ちなみに手作り品に使用されるレジンも(アクリル製品とは違って)高温に弱いので、夏場の炎天下や冬場のヒーターの温風にさらしたりすると歪むよ💦 知らないひとも多いので、ぜひとも着用時の温度には気をつけましょう。
右側→ の道具は、ヤスリです。
石粉粘土だと、このシリーズのやすりはちょっと強度に負ける感があって、最近は使ってなかったんです。(金属製のヤスリ一択、ダイヤモンドヤスリとか)だけど、軽量粘土なら発泡スチロール並みの硬さなのでコイツでじゅうぶんかも、と昨日ハンズで購入してきました。
全体を満遍なくやすりがけして、さらに精悍な印象へと仕上げます。
左右対称になってないところをさらに修正して、表面がざらついている部分に多めの水をつけて、しっかりと手で擦ります。
これが、正面。
センターラインを取っておかないと、角膜の歪みで右目が見えづらい関係上どんどん斜めに捩れていってしまう。
つい忘れて作業してしまって、変な歪みができてることが多々なので要注意なのです。
後で輪郭を整える予定なので、外側に鉛筆線が入っています。
シャープさを出したくて、顎先も尖らせました。
ウレタンボードで作成してあった耳に粘土を盛って、型どりも同時進行。
乾燥したら、この耳をベースにして形状を整えるつもりです。
もっと厚みを出して壊れにくいようにしないといけない。
耳の厚みが薄いので、ぶつけたりしたら容易に欠けそうです。
両耳を両面テープで留めてみたんですが、今ひとつ接着が弱くて取れてしまうので、現状では王道のセロハンテープぐるぐるの刑で固定します。
まぁ、耳の型取り粘土が固まったら、テープ剥がして耳の付け直しをするんですけどね。
ずいぶん、造形全体の雰囲気が落ち着いてきました。
精悍な様相が見えてきたので、満足です。
鼻の造形は再度、独自のパーツとして作り直すつもりです。
しかし……、こうやって見ると、ちょっとマズルが長いかなぁ……。
写真で見ると、どうもマズルが長く見える、よねぇ💦
どうしようかな、接写による魚眼的効果が顕著になる写真マジック的な……?
マズルの長さを縮めたほうがいいのか、悩むなぁ。
着ぐるみヘッド用ならば、フェイクファーの毛足分を考えて、マズルをすこし長めにとったほうがカッコよくみえたりするんだけど、今回はお面ですからね。
長いマズルのお面って見たことがない気がする。
日本の面だけに和犬の面は見たことがあるけど、マズルは狼ほど長くないし。
うーむ、どうしようかな。
根をつめて作業すると視覚の左右対称を見極める感覚が麻痺するので、粘土の乾燥も兼ねて数日、このまま休ませることにします。
ではまた後日。
最初のコメントを投稿しよう!