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小説・26282406
『最愛の息子』
https://estar.jp/novels/26282406
「●●の●●」シリーズでーーーす。
当小説は、『父母の過去』
https://estar.jp/novels/26235165
と『真実の吐露』
https://estar.jp/novels/26246825
に登場したエドワードさんのご両親の会話で成立しております。
この表紙の男性はエドワードさんの父親のウィリアムさんです♪
彼は魔法を教える教師なんです。
一人息子に魔法を教授したのは彼とさらに彼の妻、エドワードさんの母親であるエリザベスさんとなります。
このお母さんはお父さん以上に強力な魔法使いであり、数々の魔法使いと戦ってはこれを殺して、ウィザードと認められ、黒き塔の主となりました。
……エリザベスさんは自身がウィザードであるのを息子へ明かしていなかったんですねぇ。
悲しくも切ない息子への愛に満ちた親心の持ち主であるエリザベスさんなのです。
無論、ウィリアムさんも同様でしょう。
自分と妻の能力を受け継ぎ、実際に目の前で息子がさまざまな魔法を取得しては使いこなし、嬉々として恵まれた資性を発展させてゆくのを見て、父はこの後に起こる母と子の衝突、そして殺し合いをどれほどに憂えたことでしょうか。
親子が仲違いして……親が子を、逆に子が親を恨み憎んで、いつか殺してやろうといったものではなく……彼らの生きる国の制度として、魔法で相手を殺しても罪には問わない、となっています。
ここが……大昔に魔法というものを人間へ教えることとした悪魔の狙いでした。
故意に軋轢を作り出し、圧迫することによって、人々から出るエネルギーを搾取しようと目論んだのです。
天使に狩られて数が減少してしまった悪魔は知恵を働かせ、遠大な計画を立て、鈍くて愚かな人間から甘い汁を吸おうと企てたのでした。
上記のように悲愴な作品となりましたけれど、「どうしてそうなったのか?」を解説するのが、みかは好きなんですよぅ。
小説をお読みになられた読者様おひとりおひとりへ生じた感慨は何よりも尊重しつつ、これを生み出した作家として「こんなことがあったんだよ」ってことをお伝えしたいんですね〜。
で…………表紙画像としましては…………いいですね〜〜〜!
もの悲しさを湛えた彼の表情は、秀逸ですわ!!!!
付け加えると……こんな色合いが大好きな、みかなんでっす。
せぴあ〜(○´∀`○)ノ
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