第1話 モンドームヨウ

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第1話 モンドームヨウ

セレブなきらめく街灯の夜の街中。 江戸シティのひとつである渋谷区には大勢の人々が集まる。 「キャー助けてー」とその場で助けを求めるギャル達が逃げまどう。 そこに鉄棒を振り回す大漢。 彼の名は門戸無用。 いつも鉄棒を振り回してその場にいる者を風圧で吹き飛ばすのである。 そう、誰にも彼を止める者はいない。 そう、かつて彼を挑んだ者は風圧で蹴散らしていた。 しかし、それも彼に終止符を打たれる。 「待て」 門戸の前に奴が現れた。 そう、黒子である彼ではない。 その黒子のそばにあるマネキン。 見た目はマネキンだがただのマネキンではない。 ーーそれは、刀を構えたマネキン人形である。 人を呼んで"マネキン侍"と呼ばれる者。 そう、彼は歴戦の武芸者だったから。
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