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札差しや両替は幕府や諸藩の払い米 つまり年貢の換金のため その成長を指をくわえて見ていたのだが侍社会にとって商業資本の成長はありがたいことではない
八代将軍吉宗は米将軍と言うあだ名を持っていたが実は吉宗の相手は米そのものというより相場を操ろうとする商業資本そのものだったのだ
平和な時代が続き人々は危険から脱するようになる
それは国にとってはありがたいことだか武士社会とってさ必ずしもありがたくない
武のありがたみが減って行くからだ
そのため江戸幕府が出来た当初はあからさまな商業資本への弾圧をしたのだそうだ
つまり武士対商人の知られざる闇戦があったのだ
しかし戦いは武士の負け
金と言う化け物を相手に武士ごときが立ち向かえるわけはない
第一札差しや両替を潰してしまえば武士は払い米も出来ず せっかく取った年貢も倉のなかで腐らすだけになる
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