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江戸時代仇討ちにはルールがあった
しかしそのルールは非情な物が多かった
例えば返り討ちされた場合は二度と仇討ちは出来ない
また仇討ちの仇討ちは出来ない
また親の仇討ちは出来ても子供の仇討ちは出来ない
目に浮かんで来るのは跡取りを殺されて悔し涙にくれる父親の姿だ
このような非情の掟の中で場合によって権力を持つものがこの掟を上手に使い事件を闇に葬っていたかもしれない
しかしいつの世もならぬことならやってやろうと言うナイスガイはいるものだ
人は彼らをこう呼ぶ
闇の助太刀人と
やむにやまれぬ仇討ちをいかで公儀が止めようと
晴らせぬ怨みに心貸し
すけてやろうぞ助っ人稼業
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